コンタクトレンズで目の乾燥が気になる場合の対処法

パソコンやスマートフォンを長時間見ている人は目が乾きやすいのですが、コンタクトレンズを使っている人ではさらにそれが加速します。仕事などに集中するあまり、まばたきを忘れてしまうからです。さらに、外気が乾燥する季節であれば角膜に傷がつくほど乾燥し、一定期間レンズの使用中止となることもあります。

強い乾燥はハードレンズにすることで解決することがありますが、実は目に合わない人が多いと言われています。ハードレンズはゴミが目に入ると強烈な痛みがあるため避ける人も多く、ケアや扱いが楽なソフトレンズがよく選ばれます。そもそも、ソフトレンズが乾燥するのは、超薄型のレンズの場合、水分をたっぷり含ませることで形状を保っているのですが、含ませている水分はやがて蒸発していきますので、それに比例して目が乾燥していくというメカニズムになっています。

しかし、人工涙液型目薬で水分を補うとある程度は解消されます。ところが、最近では高性能なソフトレンズが多数販売されており、それらを選ぶことで装用感は大きく改善できます。2-HEMAやシリコーンハイドロゲルといった潤い素材が使われているものも増えていて、処方や製法も工夫されているため、以前よりも付け心地が良くなっています。自分に合うものを探すため、いろいろ試してみると良いです。